Guchon & Pharakami Sanders <Summer Cutz> インタビュー

東京を拠点に活動するDJ / プロデューサーの<Guchon>と<Pharakami Sanders>が、夏というコンセプトを全面に押し出した爽快なEP"Summer Cutz"をKool Switch Worksよりリリース!
本作"Summer Cutz"は、GuchonとPharakami Sandersの2人の共通項であるゲットーミュージックに清涼でスイートな要素を存分に取り入れた作品となっている。

そんな"Summer Cutz"をリリースしたお二人に、今回の作品についての話を訊いた。


ー 本日はこのたび『Summer Cutz』をリリースされたお二人に来ていただいております。

Guchon:こんばんわ!よろしくお願いします!

Pharakami S:こんばんわ!お招きありがとうございます!

ー 早速ですが、『Summer Cutz』はどのような経緯で制作が始まったのでしょうか?

Pharakami S:元を辿ればロンドンのとあるレーベルと一緒にコンピレーションを作ろうって話がありました。そのコンピのためにぐちょんさんから送ってもらった曲がA2『Sunset Girls』でしたよね?

Guchon:そうそう!はじめは別のコンピのために作ったA2『Sunset Girls』をファラ神くんに送って、そのコンピが有耶無耶になって、もういっそのこと2人で12インチを作ろうってなったんだよね。そのレーベルは今だに音沙汰がないかんじ?たしか最初は向こうから声かけてきたんだったよね。

Pharakami S:そうですね!向こうから突然「db4s!ヤバイから何か一緒にやろう!」みたいなメッセージがきて、僕も好きなレーベルだったからやりたかったんですけど。
でも1、2ヶ月やり取りしていくうちに、翻訳機にかけても解読出来ないメッセージがどんどん増えてきて(笑) 一向に話が進まないし...最後は「またいつかやろう!」みたいなメッセージを送って終わりました!(笑)

ー 翻訳機でも解読不可能ってすごいですね!(笑)

Guchon:「またいつかやろう!」って「いけたらいく」ぐらい確証がない言葉!(笑)
でも、そのレーベルの声かけが今回のリリースのきっかけだから感謝だよね!結果的に良かったかもしれない!
それでファラ神くんがその頃作ってた曲(B2『Summer Fit 21』)を僕に聴かせてくれて「めちゃいい!最高!このかんじで2人でスプリット盤を作ろう!」ってなったんだよね。

Pharakami S:そうそう!B2『Summer Fit 21』は去年のファラーズブートキャンプを作ってた時には既に出来てて、カセットのオマケに付けてたデモ曲なんです。

すごい気に入ってたので、いつか曲を作るのがうまくなったら仕上げよう!と思いとっておいた曲なんですけど、絶対このスプリットに合うなぁと思って、上手くなる前に気合いで仕上げました!(笑)

ファラーズブートキャンプ『Dynamic Exercise』


Guchon:途中、僕がバイレファンキにトランスを載せた曲を作って方向性がブレたりしたけど、思い切ってそれはボツにしてA1『Apple Fantasy』を作って、ファラ神くんがB1『Ride on Time』を仕上げて、最終的な4曲ができたかんじだったよね。
A1『Apple Fantasy』は最初はBPMがかなり速かったけど、試しに遅くしてみたらすごい良くてAndrewくんにどっちのバージョンが良いか相談したりして、遅い方を本採用しました!


Pharakami S:バイレファンキのトランスありましたよね!(笑) あれもすごい良かった!
A1『Apple Fantasy』の速いバージョンも気に入ってたけど、遅いのでバッチリ4曲締まったしナイス判断でした!

Guchon:バイレファンキトランスは機会があればどこかのタイミングで世に出します!


ー バイレファンキのトランスも気になりますね!笑
ファラーズブートキャンプはカセットでのリリースでしたけれど、今回の『Summer Cutz』を12インチリリースにした理由はありますか?

Pharakami S:最近フィジカルでのリリースがすごい楽しくて。
ファラーズは家でエクササイズするっていうコンセプトだったのでカセットが合うかなって感じだったけど、今回は現場でバッチリ鳴っているのを想像して作ったのもあって絶対12インチだなぁと。
費用も結構かかるから悩んだけど、A2『Sunset Girls』とB2『Summer Fit 21』が揃った時にぐちょんさんが「12インチ出そう!」って言ってくれたのもあり、「同じ事考えてた!」みたいな感じで意気投合しました。

Guchon:それで「12インチでリリースするからには音質にもこだわりたい!」って2人でなって無理を言ってメトメさんにマスタリングをお願いしたんだよね。
ファラーズのマスタリングもメトメさんだったよね?ファラーズも大好きなリリースだし、メトメさんにお願いできて良かった!

Pharakami S:そうそう! ファラーズも含め、KSWの音源でマスタリングが必要な場合はほとんどメトメにお願いしてます。ぐちょんさんと話し合って今回もメトメにお願いしようってなったのですが、「レコードのマスタリングはやった事ないから...」と初めて断られた。笑でも「お前のマスタリングが好きなんや!」って猛アタックして、レコードのマスタリング方法を色んな人に聞いたりして。以前に<db4s!vol.6>のダブプレートを作ってもらったSensorの橋本さんにも電話して、色々親身になって教えて頂きました。

そこからもう一度メトメに相談したら、自分でも色々勉強してくれてて。
結果とても良い作品になって良かったです!


delicious beats 4 sale! VOL​.​6



ー メトメさん、「ファラカミ社長の鬼のマスタリング指示」ってツイートしてましたよね。笑


Pharakami S:
してましたね!(笑) あの時はメトメに書き出してもらった音源をCircusに持って行っては普段の音量で聴かせてもらって、すぐメトメに感想を伝えて、次の日に修正が届く。それを持ってCircusに行ってメトメに電話...というやりとりにずっと付き合ってもらってました。今思うと、あれは鬼やったかもしれない... でもメトメも「どうでした?」って聞いてくるし、感想を言ったら修正してくれるから。あれは指示じゃなくて感想です!(笑)

Guchon:僕のところにもファラカミくんから連日マスタリングが違うバージョンが送られてきて、これはメトメさん本当に大変そうだと思ってました!(笑)
でも、その甲斐があって最高の仕上がりにしてもらえたと思いますので、是非12インチで聴いてほしいです!

ー12インチのアートワークはぐちょんさんが手掛けたんですか?ヤシの木に捕まっている生き物がかわいいですよね。

Guchon:はいそうです!
ごく自然な成り行きで僕がジャケットを作ることになりました!あのピンクの生き物はファラ神くんとやりとりするうちに気づいたら「サマーくん」と呼ばれるようになっていました!
それで僕がファラーズの時の動画がめちゃくちゃ好きで、今回も同じかんじでサマーくんを主軸に動画を作ろうって話になったのですが、そこからが問題で…!(笑)

ー 一体なにが…!(笑)

Pharakami S:これが大問題でした...(笑)
ファラーズの動画を作ってくれた友達(200man)と今回も一緒に制作しよう!となりました。


Dynamic Exercise vol.4 Lesson Video

ぐちょんさんのイラストにアニメーションを付けて、背景は最高の夏映像を撮りに行って合成しよう!ってコンセプトを元に動いていって。
丸1日かけて早朝から夜まで動画を撮って、これは良い映像が出来るぞ!ってなったのですが...実際アニメーションもやった事ない僕達がぐちょんさんのイラストを動かして合成した瞬間、見た事がないようなチープな映像になって顔面蒼白になりました。(笑)
200manから「高校生がDTMを始めて1曲目ぐらいのクオリティーにしかなれへん...」って暗い電話がかかってきて、そこでようやく素人が踏み込んではいけないエリアに入ってしまった事を理解しました。(笑)

Guchon:僕のところに動画の試作が送られてきた直後にファラ神くんから「どうしましょう笑」っていう電話が来て緊急会議になりました!(笑) 
それで話していくうちにアニメと実写を合成することの難しさに2人とも今更気づきました。世の中にアニメと実写が一緒になっている作品が少ない理由を痛感しました!それで成功しているの「ロジャーラビット」ぐらいですし!(笑)

ー そんなことが…!笑

Guchon:それで思い切ってシンプルな方向にしよう!ということになって公開版になったかんじです!ファラ神くんが一日かけて撮ったビーチの映像も全てボツになりました!


Pharakami S:あの撮影、めちゃめちゃ大変やったんですけどね!(笑)
その映像用に「夏の決定版!グチョン エンド ファラカミサンダース!サマーカッツ!」みたいな陽気なナレーションも発注してたのですが、それもボツです!(笑)

Guchon:わはは!(笑)
僕はそのナレーション、湘南のローカルラジオみたいで好きだった!ただ、一歩間違えば大やけどしそうな素材ではあったよね!(笑)

Pharakami S:湘南ローカルラジオ感あった!バッチリ映像が作れていれば、もしかしたらハマったかもしれない!(笑)


ー 今回、12インチだけではなくグッズでオリジナルのポーチも作っていますよね?
これはどういった経緯だったんでしょうか?

Pharakami S:これはぐちょんさんのイラストが最高だったので、何か夏っぽい海にも持って行けそうなグッズも作ろうという話になり、色々と探した結果、メッシュポーチが1番夏感もありつつ実用性もありそうだ!という事で作りました!

Guchon:そうそう!はじめはTシャツとかタオルっていう案もあったよね。万歩計っていう案もあったけど、それはむしろファラーズブートキャンプっぽいからもしファラーズブートキャンプ2を作ることがあったら採用することになったよね。

Pharakami S:万歩計も最高でしたよね!ファラーズ2が実現出来れば作ります!

ー 名残惜しいですが、そろそろお時間ですかね。みなさんに伝えたいことはありますか?

Guchon & Pharakami Sanders:タイトル通り「夏」をテーマにした12インチですので、聴きながら夏を満喫してほしいです!もちろん、冬に聴いて想像上の夏に思いを馳せるのも有りです!ありがとうございました!

ー このたびはありがとうございました!ポーチも早速使わせていただきます!


Summer Cutz - Guchon & Pharakami Sanders

A.1 Apple Fantasy - Guchon
A.2 Sunset Girls - Guchon
B.1 Ride on Time - Pharakami Sanders
B.2 Summer Fit21 - Pharakami Sanders
KSW-34 released / August 18, 2021

artwork created by Guchon
Mastered by Metome


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KOOL SWITCH WORKS

KOOL SWITCH WORKS (JAPAN) “KOOL SWITCH WORKS (K.S.W.)” is a music label founded in 2012 by Keita Kawakami, who is a trusted DJ of Japanese Juke/Foowork scene.

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